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ABLとは? ファクタリングによる資金調達方法との違い

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投稿日:2019年03月13日

中小企業でも比較的利用しやすい資金調達方法の中に、ABLとファクタリングというものがあります。両方とも売掛金や棚卸資産などを担保にしてお金を借りることができる方法です。しかしながら両者にはいくつかの違いがあります。したがってここではそのABLとファクタリングの違いについて説明します。

ABLとは? ファクタリングによる資金調達方法との違い

ABL(Asset Based Lending)とは

ABL(Asset Based Lending)というのは日本語では動産担保融資といわれている融資手法です。

このABLの特徴は価値が流動的な資産を担保にして融資を受けられるという点です。

この融資手法は主に米国で発達したもので、売掛債権や棚卸資産などを担保にして金融機関から融資を受けることができます。

ただし資産ベースの融資ではありますが、住宅ローンなどの個人的な融資でこの手法が利用されることはあまりありません。

ABLは企業間における融資において、利用されることの多い融資手法です。

またこの融資は担保にできる資産に、商標や特許などの知的財産権を含めることができるという特徴もあります。

このようにABLはメリットが多い融資手法ですが、デメリットもある程度存在します。

まず大きなデメリットの一つとしては、あくまで融資であるために金利が発生するという点です。

そして二つ目のデメリットは価値が流動的なものを担保にしているため、その担保を評価する方法や人材次第で融資額にムラがでる可能性があるという点です。

したがってABLを利用して融資を受けたい場合は、上記のメリットとデメリットを把握しておきましょう。

ABLによる資金調達の流れと特徴

ABLで資金を調達する場合にはまず、担保となる売掛債権や棚卸資産の価値を評価してもらう必要があります。

そしてその担保の価値などの評価によって融資の有無や融資額の限界値が算出されます。

しかしながらこのABLの審査では、重要な審査基準がもう一つあります。

それは事業の継続性が高いかどうかという点です。

場合によっては担保の価値よりも、事業の継続性の方が重要な評価対象となる可能性があります。

何故ならば融資をする側からしてみれば、倒産した企業の担保からお金を回収するより、長く事業を続けてもらって金利を返してもらう方が利益になるからです。

したがって仮に価値の高い担保を保有していたとしても、事業に継続性があまりないと判断されてしまうと、望んだ額の資金が調達できない可能性があるので気をつけましょう。

またABLで扱うことのできる担保には色々なものが存在するので、一見変わったものだったとしても、一応担保になるかどうかを訪ねてみると良いでしょう。

例えばABLで実際に担保になった風変りなものとしては、ワインや野菜、豚や牛などの畜産物が挙げられます。

また、輸入業者などで倉庫に残っていた商品なども、仕事で扱っている棚卸資産とみなされるので、担保として成立した例もあります。

ABLとファクタリングの違い

ABLと同じような方法で資金調達をできるものの中にファクタリングがあります。

ABLとファクタリングは売掛債権によって資金を調達するという点では似ていますが、明確な相違点も存在します。

一つ目の違いは、資金調達の際に、ABLは金利がありますが、ファクタリングは最初の手数料のみという点です。

つまりABLで資金調達した場合は金利があるため、返済が滞ってしまうと債務が膨らんでしまう可能性があるということです。

ファクタリングの場合は売掛金の何%かの手数料を払うだけで完結します。

資金を調達した後で、たとえ売掛先が倒産しても債務を負うことはなく、何らかの費用を請求される心配はありません。

そして二つ目の違いは、ABLは融資なので売掛債権以上の額の資金を調達することが可能ですが、ファクタリングは売掛債権以上の額の資金調達はできないという点です。

しかしながらこの点に関しては一概にABLの方が優れているともいえません。

何故ならABLの場合売掛債権以上の資金調達が可能である分、審査が厳しいという側面があるからです。

その点ファクタリングなら売掛債権以上の資金調達をすることができないので、融資とはならず債務を負う可能性もありません。

ファクタリング会社側も審査を厳しくするメリットがあまりないので、ABLに比べて審査が通りやすいのです。

ABLとファクタリングはどちらを選ぶべき?

売掛金以上の資金が必要な場合は基本的にABLを選んだ方が良いでしょう。

ただしABLは債務になるので、注意が必要です。

債務が増えることを避けたいという方は、ファクタリングで資金調達をするのがオススメといえます。

ただしファクタリングはABLと違い、売掛金以上の資金調達はできないので気を付けましょう。

資金調達の際にABLとファクタリングで迷った場合は、ABLとファクタリングの違いを踏まえ、自社の状況や経営方針などから判断すると良いでしょう。

ABLは売掛債権や棚卸債権を担保にして融資を受けることができる融資手法の一つです。

混同されやすい資金調達方法としては、ファクタリングが存在します。

しかし両者には大きな違いがあります。

その違いは、ABLは融資ですが、ファクタリングはそうではないという点です。

ABLは融資なので金利が発生するため、資金調達の際には売掛金以上の金額を借りられる可能性がありますが、債務が増えるなどの難点もあります。

ファクタリングは債務にはなりませんが、売掛金以上の資金調達することができません。

もし資金調達の際にどちらかで迷った場合はこれらの違いを踏まえ、適切に選びましょう。

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