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製造業のDXを支援する東京ファクトリーが2月より「Proceedクラウド」の一般提供を開始、1億円をシード調達

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投稿日:2021年01月25日

株式会社東京ファクトリー(本社:東京都文京区、代表:池 実、以下東京ファクトリー)は、ANRI(本社:東京都渋谷区、代表:佐俣 アンリ)を引受先とする第三者割当増資により、約1億円の資金調達を実施いたしました。

 

また、2020年10月にβ版を提供していた製造業の生産現場向けSaaS「Proceedクラウド(読み方:プロシードクラウド)」の正式版を2月から提供開始いたします。

 

 

◾︎資金調達の背景

 

製造業の中でも大型構造物の生産現場では、製品サイズが大きくライン生産が困難なことや、受注生産品が多いことから製造工程の自動化が難しく、人手に頼った生産を行う必要があります。

 

そのため、人件費が高い国内工場は新興国の工場に比べコスト競争力が低下しており、海外への生産移転が進んできました。

 

加えて、国内の製造業では人材確保が困難になっていることから、熟練技術者に属人化している管理手法や高品質を担保するためのノウハウを効率的に継承することは急務になっています。

 

また、COVID-19の影響により、海外サプライヤーへの視察やスーパーバイザーの派遣が困難になったことで、工程の進捗を正確に把握できないことも大きな課題です。

 

東京ファクトリーは2020年10月から、製造過程で撮影する工程写真をベースに製造情報データベースを構築することでサプライチェーンの見える化と技能継承を実現するSaaS「Proceedクラウド」のβ版を造船系メーカーや大手プラントエンジニアリング会社等に提供してきました。

 

イワキテック株式会社(本社:愛媛県越智郡、代表取締役社長:山本 一郎、以下イワキテック)では、船舶部品などの製造現場で「Proceedクラウド」を導入し、製造状況の可視化と現場での実績・経験のデジタル化、モバイルを用いた作業効率の改善に寄与して参りました。

 

2021年2月にはβ版の利用を通して得たフィードバックをもとに機能を改善を行い、正式版の提供を開始いたします。

 

 

◾︎調達資金の使途

 

この度の資金調達は、「Proceedクラウド」の一層の強化に加え、顧客サポートのための社内体制強化のために行うものです。

 

今後も事業展開を一層加速させていくと共に、日本のものづくりの実績・経験を蓄積することで競争力を保ち続けることをサポートして参ります。

 

 

■「Proceedクラウド」について 

 

 

「Proceedクラウド」は分散していた生産情報を工程写真を基に製造情報データベースを構築し、製造状況の可視化を行うサービスです。

 

モバイル端末での写真整理・保存機能、写真一覧画面への工程情報の表示機能、写真への書込み機能などにより、業務効率化、遠隔での製作進捗状況の把握、技能継承の基になるデータベースの構築を実現いたします。

 

Proceedクラウドの代表的な機能は下記です。

 

  1. 1.写真整理機能
  2. 2.工程管理機能
  3. 3.写真への書込みコメント機能
  4. 4.電子小黒板機能
  5. 5.写真集作成機能

 

 

■引受先からのコメント

 

・ANRI パートナー 鮫島昌弘氏

 

日本の製造業は現在、人材難・高齢化の課題を抱えています。

 

その中でも東京ファクトリーは大型構造物の現場を改善し、日本の製造業・ものづくりの力を底上げすることを目指しています。

 

池社長はじめ製造業に知見の深いメンバーがこれから巻き起こす製造業のDX革命に期待しています!

 

 

【株式会社東京ファクトリー 会社案内】
会社名  :株式会社東京ファクトリー
本社所在地:東京都文京区本郷3-40-3 SKビル202
代表者  :池 実
設立   :2020年4月
事業内容 :製造業向け SaaS の開発・販売・運用
     :業務改善コンサルティング