東南アジア産直EC「SECAI MARCHE」が総額約1.5億円の資金調達を実施
投稿日:2021年05月18日

生産者と消費者をダイレクトにつなぐ新たなインフラ、コロナ禍で急成長
東南アジアにおける生鮮食品の新たなサプライチェーンを構築する株式会社SECAI MARCHE(本社:東京都、グローバル拠点:マレーシア クアラルンプール)、以下「当社」)は、Beyond Next Ventures、楽天ベンチャーズから総額1.5億円の第三者割当増資を実施しました。
東南アジアのEC市場は2025年に2,400億ドルを超える規模になると予想されていますが、生鮮食品においては冷蔵物流網(生産者から消費者へのコールドチェーンや小口の集荷配送機能など)が未発達であるためEC化は進んでおりません。
生産者に対してはECを介しての販路拡大・安定収益、消費者に対しては品質の良さと圧倒的な利便性(さまざまな農家の商品が少量ずつまとめて買える)を提供することで、毎月200%以上の成長を続けています。
今回の資金調達により、
- フルフィルメントサービスの強化(特に集荷、検品、パッキング、梱包、在庫管理、冷蔵発送機能)
- システム開発や営業人材の増強
- 認知向上のためのマーケティング活動
- に力を入れ、当社のサービスを利用する生産者・消費者を一気に拡大してまいります。
- ◆SECAI MARCHEのフルフィルメントサービスについて
◆本ラウンド投資家からのコメント
■Beyond Next Ventures株式会社 代表取締役社長 伊藤毅氏/アグリフードリードキャピタリスト 有馬暁澄氏
この度、2019年11月の初回出資に続き、リードインベスターとして追加出資を致しました。共同創業者の杉山さん、早川さんは、食品流通小売や農業生産事業への深い知見と経験を有しています。
テクノロジーを武器に東南アジアの生鮮食品の産地直送オンラインプラットフォームを作るという壮大な構想を掲げ、異国のマレーシアで果敢に挑戦する素晴らしい経営者です。
初回出資後にはコロナが直撃し、現地マレーシアのロックダウンの影響を大きく受けながらも、その後チームの強化やフルフィルメント機能の拡張を行い、着実に売上を伸ばすなど、逆境を乗り越えるその姿を見て勇気をもらっています。
本ラウンドでは、店舗型ECプラットフォームの雄である楽天グループのCVC様にもご出資頂き、両社の事業シナジーなど、大変心強く感じています。
これからも日本人ならではの“きめ細やかさ”を存分に発揮頂き、セカイマルシェのミッションである「創る人と使う人がダイレクトに繋がることで、情報・モノが平等に流通し、全ての人が主役になれる世界を創造する」の実現に向け、当社も引き続き全力でサポートしたいと思っています。
■楽天グループ株式会社(楽天ベンチャーズ)キャピタリスト ジャン ニコル氏
東南アジア地域における食材流通関連の市場は、高い成長ポテンシャルがある一方で、現在は多くの小規模生産者と購入者の間で情報や生産ルートが分断されており、効率化への大きな余地があります。
SECAI MARCHEが持つデジタル技術や分析力は、その市場に素晴らしい進化をもたらすものと確信しています。
今回の投資を通じて、私ども楽天グループとしても、同社が効率的かつ持続可能なサプライチェーンの構築といったイノベーションを通じて東南アジアの食材関連市場の活性化に貢献し、新鮮な食材を消費者に届けるためのキープレーヤーとして活躍することを大変楽しみにしています。
◆会社概要
商号 :株式会社SECAI MARCHE
本社 :東京都江東区
海外拠点 : マレーシア クアラルンプール
設立 :2018年
代表者 :早川 周作・杉山亜美
資本金 :1億3,000万円
事業内容 :EC事業、輸出入事業、卸売事業
Website : https://secai-marche.co.jp/
■リリースに関するお問い合わせ
Email :info@secaimarche.com