ペイトナーファクタリングの基本情報
ペイトナーファクタリング(旧yup先払い)は、ペイトナー株式会社が提供するファクタリングサービスです。
「成長するすべてのビジネスの、お金のストレスをなくす」をミッションに掲げて、BtoB決済サービスの提供、与信モデルの企画・開発・運営を行っています。
入金前の請求書を買取る「ペイトナーファクタリング」と、受け取った請求書をデータ化して振込まで自動で行う「ペイトナー請求書」を展開しています。
ペイトナーファクタリングの基本情報
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運営会社
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ペイトナー株式会社
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入金スピード
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最短10分
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手数料率
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10%
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申請可能枠の下限
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1万円
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申請可能枠の上限
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100万円(初回のみ25万円まで)
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ペイトナーファクタリング利用の流れ
ペイトナーファクタリングの基本的な利用の流れは以下の通りです。
【利用の流れ】
- 取引先に請求書を送付して代金を請求する
- ペイトナーファクタリングの利用申し込みを行う
- 債券売買契約を締結して手数料を引いた代金を受け取る
- 取引先からの売掛金の支払いを受ける
- ペイトナー株式会社へ入金する
利用は、取引先へ請求書を送付するところから始まります。
続いて、利用申請方法を紹介します。
利用申請方法
ペイトナーファクタリングの利用申請方法は次の通りです。
【利用申し込みの流れ】
- 公式サイトでアカウントを登録する
- ログインして「利用を開始する」から「先払いを始める」へ進む
- 請求書をアップロードする
- 申請金額などの申請情報を入力する
- SMS認証をして申請を済ませる
- 事業者情報を入力する(初回申し込みのみ)
- 身元確認書類をアップロードする(初回申し込みのみ)
以上の手続きを終えると、独自の与信に基づき行われ、最短10分で審査結果が通知されます。
その際に信用情報を照会されることや信用情報が傷つくことはありません。
申し込みにあたっては、取引先情報、事業者情報を正しく入力することが大切です。内容に誤りがあると、ペイトナーファクタリングを利用できない恐れがあります。
必要書類
利用申請で提出する書類は以下の3つです。
【必要書類】
- 請求書
- 本人確認書類
- 口座入出金明細(該当するサイトURLでも可)
利用できる請求書は、以下の要件などを満たすものです。
【請求書の主な要件】
- 請求金額、支払期日が確定している
- 契約条件に変更の恐れがない
- 申込日から支払期日まで70日以内
サービス利用後に、契約内容と請求内容が変更した場合は、利用規約違反で契約解除になる恐れがあります。
本人確認書類は、運転免許証、マイナンバーカード、パスポート(2020年以降発行)などを利用できます。
口座入出金明細は、3カ月分程度の提出を求められます。
ペイトナーファクタリングは2者間ファクタリング
ペイトナーファクタリングは、事業者様とファクタリング会社(ペイトナー株式会社)が債券売買契約を締結する買取型の2者間ファクタリングです。
取引先に承諾を得る必要がなく、また、取引先が支払不能になった場合に、ペイトナー株式会社から費用を請求されることはありません。
ただし、支払いの催促などの回収業務は、事業者様の責任で行う必要があります。また、無断で入金の遅延が発生すると、信用度が低下して、ペイトナーファクタリングを利用できなくなる恐れがあるため注意が必要です。
遅延が発生した場合は、エビデンス(メール、チャットなど)の提出を求められます。
手数料率と申請可能枠
ペイトナーファクタリングの手数料率は10%で、初期費用や月額費用などの固定費用はかかりません。
申請金額から10%の手数料を減じた金額(実際は250円の振込手数料もかかります)が指定の口座へ振り込まれます。20万円を申請した場合の入金額は以下の通りです。
【入金額】
- 申請金額:20万円
- 手数料:2万円(20万円×10%)
- 入金額:18万円(実際は18万円から振込手数料250円を減じた金額)
初回に申請できる金額の上限は25万円で、返金が終わったタイミングで、申請可能枠拡大の判定が行われます(判定が行われない場合もあります)。
申請可能枠の最大は100万円です。
ただし、利用実績に基づき判定が行われるため、すべての事業者様において申請可能枠が100万円になるわけではありません。利用状況によっては、申請可能枠が減額になることもあります。
申請可能枠を拡大したい場合は、入金期日などを守ることが大切です。ルールを守ることで、次回以降の審査にかかる時間も短縮できる可能性があります。
入金期日
ペイトナーファクタリングの入金期日は「請求書の支払期日+3営業日以内」です。
例えば、請求書の支払期日が「3月25日(月)」であれば入金期日は「3月28日(木)」、請求書の支払期日が「9月30日(月)」であれば入金期日は「10月3日(木)」と考えられます。
振込方法は問わないため、期日内であれば複数回に分けて入金することも可能です。また、入金後すぐに利用することもできます。
利用対象者
ペイトナーファクタリングの利用対象者は、法人または個人事業主です。
個人事業主の職種に制限はなく、IT関係から製造関係、建築関係、飲食関係まで、幅広く利用できます。
個人間の取引に、ペイトナーファクタリングを利用できる点もポイントです。
例えば、ある個人事業主が取引先の個人事業主に発行した請求書も買取の対象になる可能性があります。幅広い方が利用できるファクタリングサービスといえるでしょう。
ペイトナーファクタリングの口コミ・評判
ペイトナーファクタリングを利用した事業者様は、どのような感想を抱いているのでしょうか。
ペイトナーファクタリングの口コミ・評判を紹介します。
良い口コミ・評判
はじめに、ペイトナーファクタリングの良い口コミを見てみましょう。
月末締めの請求書を9時前の月末に申し込みして、10時半には入金されています。銀行の利用明細も必要なく、提出する書類は請求書のみ。とても楽です。
引用元:ファクマド
これまで利用してきたファクタリング会社から、個人商店向け、少額向けのファクタリングサービスとして紹介を受けた方の口コミです。請求書を素早く現金化できる点と提出書類が少ない点に満足しています。
大きい金額での契約は経験がないので分かりませんが、少額で急ぎの資金調達が必要な場合は、ペイトナーはオススメ出来ます。夜に必要事項をPCにて打ち込んでおき、書類も提出しておき、翌朝営業時間になると審査され、メールで結果が出ます。なので、日中時間が無い方にはオススメ出来ます。
引用元:ファクマド
書類審査だけで契約できることを評価しています。気軽に利用できるうえ、急いでいるときでも利用しやすいためです。面談がない点は、ペイトナーファクタ―リングサービスの強みといえるでしょう。
審査時間が短く、必要書類が少ないため初めてファクタリングをする方におすすめ。分からないことなど、チャットから質問すれば迅速に対応してくれるため、安心して利用しやすいと思う。また、審査通過の連ら気が来た場合、同じタイミングで入金処理が始まるため、現金を手にできるまでの時間が短くて良い。
引用元:ファクマド
取材を行うため急遽現金が必要になり利用した方の口コミです。提出書類が少ないことときめ細かなサポートを受けられること、審査・入金のスピードが速いことを評価しています。口コミの通り、ペイトナーファクタリングは審査完了と同時に入金を行っています。
請求書だけではなく、入金のわかる書類であれば審査にかけてもらえるところや入金のタイミングが早いところ、何より少額でも審査対象となるところ、またネット上だけで申請、審査、入金が完結するところなどは非常に使いやすく感じました。
引用元:ファクマド
事業で使用している電話代を捻出するため、ペイトナーファクタリングを利用した方の口コミです。ネットだけで手続きが完了するうえ、少額から利用できるため、非常に利用しやすいと評価しています。条件を満たせば、入金のわかる書類で審査を受けられる点もポイントです。
せどり・物販を行っていると、いかに手元の資金を回すかが重要になってきます。利益商品を見つけた際は、どれだけその商品を仕入れられるかで収入が大きく変わります。ペイトナーでは数時間以内で入金まで完了します。なので、臨時仕入れなどが急にお金が必要になったときに重宝します。
引用元:ファクマド
せどり・物販で、資金繰りに困ったときに利用している方の口コミです。入金が早いため、素早く資金を調達できる点に満足しています。業種を問わず利用できる点もペイトナーファクタリングの魅力です。
悪い口コミ・評判
次に、ぺイトナーファクタリングの悪い口コミ・評判も見てみましょう。
ネット上では最短10分とありますが、私の場合は初回ということもあり約1日必要でした。また、他のファクタリング会社などでは少額の場合引き受け自体不可の会社もあるなどファクタリング社間で格差がかなりある印象でした。私が利用した同社は金額の多寡に関わらずというところが非常に助かりました。
引用元:ファクマド
現金を確保するため、ペイトナーファクタリングを利用した方の口コミです。審査・入金にかかる時間を改善点としてあげています。ペイトナーファクタリングで、これらにかかる時間は最短10分です。ただし、審査・入金が10分で必ず完了するわけではありません。タイミングや条件によっては、10分以上かかることもあります。余裕をもって利用することが大切です。
審査時間はおおよそ2時間ほどで、入金時間は審査が終わりすぐに振り込みされました。ですがファクタリングで10%も持っていかれるので自分は手数料が高く感じ長期利用するとジリ貧になるので継続はやめた方がいいです。あと、いきなり理由もなく利用できない場合があるのでその場合は詰みます。
引用元:ファクマド
商品の仕入れなどで資金が不足したため、ペイトナーファクタリングを利用した方の口コミです。手数料率が10%に設定されているため、継続して利用すると資金繰りが厳しくなると感じています。利用にあたり、意識しておきたいポイントです。
質問などをする際メッセージでのやり取りしかできず電話などで聞きたい内容が聞けず 少し面倒なところもある。
引用元:ファクマド
元請け業者からの入金が遅れたときなどに、ペイトナーファクタリングを利用している方の口コミです。電話で細かな質問を行えない点に不満を感じています。口コミにある通り、ペイトナーファクタリングは電話でのサポートを行っていません(メールまたはチャットで連絡)。この点は、評価がわかれるポイントといえるでしょう。電話によるサポートを期待している方は注意が必要です。
初回は20万円の利用枠から始まり、最大100万とありますが、1年利用して枠が30万迄になりました。もう少し枠を上げてもらえると他の取引先の請求書が利用できるのにと思いました。
引用元:ファクマド
個人事業主に対応しているサービスとして、ペイトナーファクタリングを利用している方の口コミです。申請可能枠が小さいため使い勝手が悪いと感じています。売上規模や希望する申請額を踏まえて、利用するほうがよいかもしれません。
ペイトナーファクタリングを利用するメリット
ここからは、ペイトナーファクタリングを利用するメリットを紹介します。
【ペイトナーファクタリングを利用するメリット】
メリット①審査から入金まで最短10分で完了する
営業時間内に審査が開始された場合、最短10分で結果が通知されます。
ペイトナーファクタリングの営業時間は平日10時~19時、申し込めるタイミングは会員登録をした当日からです。
審査完了とあわせて入金が行われるため、最短10分の入金が可能となります。何かしらの理由で、請求書をできるだけ早く現金化したいときに便利なサービスです。
ただし、すべてのケースで、審査・入金が10分以内に完了するわけではありません。申し込みのタイミングなどによっては、10分以上かかることもあります。
とはいえ、10分以内に完了しない場合も、当日中には完了すると公式サイトに明記されています(営業時間内に審査が開始された場合)。
メリット②売掛先が個人の場合にも対応している
ペイトナーファクタリングは、個人間取引にも対応しており、個人事業主が他の個人事業主に発行した請求書も買取の対象になる可能性があるのです。
ファクタリングサービスの中には、売掛先(個人)の信用を評価しにくいために、個人事業主を対象外としているところや、個人事業主を対象としていても個人間取引を対象外としているところがあります。
一方でペイトナーファクタリングは、売掛先が個人であっても利用できる可能性があります。
法人の取引先、個人の取引先を問わず、申し込める点はペイトナーファクタリングの強みといえるでしょう。
メリット③手数料率が一律なので計画を立てやすい
ペイトナーファクタリングの手数料率は10%です。申請金額が10万円でも100万円でも手数料率は変わりません。
また、初期費用や月額費用は無料です。実際の利用では、振込手数料(250円)も差し引かれますが、手数料率は変わらないため入金額を計算しやすいといえるでしょう。
ファクタリングサービスの中には、利用条件で手数料率が変動するところもあります。
このようなサービスのデメリットは、調達できる金額を事前に把握しにくいことです。
ペイトナーファクタリングであれば、手数料率が一律10%に設定されているため、調達できる金額で悩むことはありません。
メリット④利用申し込みに手間がかかりにくい
公式サイトでアカウント登録後、案内に沿って手続きを進めるだけで、ペイトナーファクタリングの申し込みを行えます。
申し込み時に必要な書類は、請求書・本人確認書類・口座入出金明細(該当するサイトURLでも可)の3点です。
確定申告書や契約書などの提出を求められることはなく、面談なども不要です。
準備に手間がかかりにくいため、急いでいる場合でも利用しやすいと考えられます。
メリット⑤請求書の一部買取に対応している
申請可能枠の範囲内で、請求書に記載している請求金額以下であれば、同じ請求書を複数回に分けて利用できます。つまり、請求書の一部買取に対応しているのです。
例えば、50万円の請求書のうち10万円だけ現金化することなどが可能です。また、申請可能枠に余裕があれば、同じ請求書で再び10万円を現金化することもできます。
必要な金額だけ現金化できるため、かかる手数料を抑えられます。
メリット⑥少額から申請できる
ペイトナーファクタリングで申請できる最少金額は1万円です。
ファクタリングサービスの中には、申請できる最小金額を20万円や30万円に設定しているところもあるため、ペイトナーファクタリングは、売上規模が小さい事業者様でも利用しやすいと考えられます。
少額から申し込めるため、必要金額にあわせて申請できる点もポイントです。手数料を抑えられる可能性があります。
ペイトナーファクタリングを利用するデメリット
ペイトナーファクタリングには、気をつけたいデメリットもあります。主なデメリットは以下の通りです。
デメリット①支払期日が長期の売掛金は買い取ってもらえない
ペイトナーファクタリングで買取の対象になる請求書には、いくつかの条件があります。そのうちのひとつが「利用日から支払期日が70日以内であること」です。
つまり、利用日から数えて支払期日が70日を超えている請求書は買取の対象になりません。支払いサイトが長い場合は注意が必要です。
一般的に、支払いサイトとファクタリングサービスの手数料率は比例する傾向があります。支払いサイトが長いほど、売掛金を回収できないリスクが高まるためです。
前述の通り、ペイトナーファクタリングは手数料率を一律10%に設定しています。
請求書の支払期日を70日以内に制限して、リスクを管理していると考えることもできます。
デメリット②初回利用時は申請金額が最大25万円に設定されている
ペイトナーファクタリングで初回に申請できる金額は最大25万円となっており、取引金額が大きい場合は利用しにくいと感じる恐れがあります。
基本的には、少額の利用に適しているファクタリングサービスといえるでしょう。
申請可能枠は、取引実績に応じて最大100万円まで拡大される可能性があります。利用しにくいと感じる場合は、利用を継続して申請可能枠の拡大を目指すとよいかもしれません。
デメリット③法人には向いていない
ペイトナーファクタリングの申請可能枠は最大で100万円です。したがって、申請金額が大きい法人にはあまり向いていません。
法人、個人事業主を問わず利用できるファクタリングサービスですが、主な対象は個人事業主と中小企業です。
運営会社のペイトナー株式会社は、2019年の創業からフリーランスの資金繰りを支援しています。「とりあえず」で利用すると、自社の希望と合わず使いづらさを感じるかもしれません。
申請可能枠と自社の希望額を確かめてから利用しましょう。
ペイトナーファクタリングの利用が適している事業者
ペイトナーファクタリングは、どのような事業者様に適しているのでしょうか。
まずは、ペイトナーファクタリングの利用が適している事業者様の特徴を紹介します。
個人間の取引をしている事業者
ペイトナーファクタリングは、請求先、請求書の品目、内容を問わず利用できるため、個人間取引を行っている個人事業主に向いています。
すべてのファクタリングサービスが、個人間取引に対応しているわけではありません。
個人間取引を行っている個人事業主は特に、ペイトナーファクタリングとの相性がよいといえるでしょう。
100万円以下の小口取引で継続利用したい事業者
少額取引が中心で、ファクタリングサービスを継続利用したいと考えている事業者様にもペイトナーファクタリングは向いています。
初回の申請可能枠が25万円であっても、使いづらさを感じにくいと考えられるためです。継続利用により、申請可能枠が最大100万円に拡大される点もポイントです。利用を継続することで、使いやすくなっていくと考えられます。
ペイトナーファクタリングは口コミで高評価を受けているサービス
ここでは、ペイトナーファクタリングの口コミ・評判、基本情報、メリット、デメリットなどを紹介しました。口コミで、審査・入金のスピードや申し込み手続きの簡単さなどが評価されています。手数料率や申請可能枠に不満を抱いている方もいますが、基本的には高評価を受けているファクタリングサービスといえるでしょう。
ペイトナーファクタリングは、個人間取引を行っている事業者様や少額取引が多い事業者様に向いています。この記事を参考に、利用を検討してみてはいかがでしょうか。
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