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【融資以外も】資金調達時に検討すべき7つの選択肢

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【融資以外も】資金調達時に検討すべき7つの選択肢

資金調達と言えば「融資=負債」を思い浮かべる方も多いと思います。負債を抱えることを懸念する方もいらっしゃるかもしれませんが、実際には融資以外にも資金調達の選択肢は存在します。やみくもにお金を借りるのではなく、選択肢をきちんと把握したうえで賢く資金を調達することが重要です。この記事では、資金調達の方法を3つに大別して解説します。

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ここでは下記3つについて徹底解説をしていきます。
・デットファイナンス(負債による資金調達)
・エクイティファイナンス(出資による資金調達)
・アセットファイナンス(資産による資金調達)

 

ぜひ、最後までご覧ください。

 

資金調達の方法は大きく分けて3種類

資金の調達において、その資金がどのような形で自分の手元に入ってきたかは非常に重要なポイントです。

 

自分の資産を資金化したのであれば、万が一その資金をすべて使いきってしまっても、資産を失っただけで済みます。

 

しかし、金融機関などからお金を借りることによって資金を調達した場合は、返済のことまで考慮に入れて資金の使い方などを考えなければなりません。

 

そういった観点から資金調達の方法を考えると、主に以下で説明する3種類に分類することができます。

 

デットファイナンス

デットファイナンスのデットは「負債」を意味し、文字通り負債を増やすことで資金調達を行う方法です。

調達した資金はのちに返済しなければならないので、その点も考えたうえで事業計画や返済計画などを立てる必要があります。

エクイティファイナンス

エクイティファイナンスは、投資や出資などによって資金調達を行う方法です。

比較的多くの方法がありますし、デットファイナンスとは違い調達した資金を返済する必要もありません。

会社によってはこの方法で資金調達を行うのは難しいケースもあるものの、うまく活用できれば非常に効率的に資金を調達することができます。

アセットファイナンス

アセットファイナンスは、所有している資産を売却することで資金調達を行う方法です。

売却による資金調達なので、手早くかつ確実に資産を調達できるのが大きなメリットです。

ただ、売却できるような資産があることが前提ですし、売却によってどれだけの資金を調達できるかは、それぞれの会社が所有している資産次第です。

デットファイナンスの方法2選

デットファイナンスはどこからの負債を増やすかによって、いくつかの方法があります。

 

デットファイナンスとして考えられる代表的な方法を、以下で紹介します。

 

銀行や公的機関から融資を受ける

銀行や政府系の金融機関などから融資を受けるというのは、資金調達の代表的な方法のひとつです。

各銀行では事業資金として利用できるさまざまな融資商品を取り扱っていますし、政府系の金融機関である日本政策金融公庫では、非常に低い金利で融資を受けられます。

融資を受けることでレバレッジ効果が期待できるので、よりスムーズな事業拡大が望めます。

レバレッジ効果とは、少ない自己資金でより多くの利益を得られる効果のことです。

投入する自己資金は同じであっても、融資による資金の上乗せがあることで、返ってくる利益は何倍にも何十倍にもなる可能性があります。

ただ、毎月決まった金額の返済を継続する必要があるので、それが経営の負担にならないように注意しなければなりません。

社債を発行する

社債は、会社が投資家に向けて発行する債券です。

金融機関から融資を受ける場合とは異なり、金利や償還するタイミングなどを自由に設定できますし、毎月返済しなければならないわけでもありません。

ただ、返済が厳しい場合でもリスケを行うのは難しいので、返済に向けてと準備をしておく必要があります。

エクイティファイナンスの方法3選

エクイティファイナンスも、誰から(どこから)出資を受けるかによっていくつかの方法があります。

 

エクイティファイナンスとして考えられる代表的な方法を、以下で紹介します。

新たに株式を発行する

株式会社であれば、新たに株式を発行して投資家や株主に購入してもらうことで、資産調達を行うことができます。

多くの人から広く資金を集めることができるので、会社の規模にもよりますが、かなりまとまった金額の資金を調達できるでしょう。

ただし、特定の株主に株式が集中してしまうと、経営に口を出されるようになってしまう可能性があります。

発行済み株式の保有割合には、十分注意しておきましょう。

また、融資ではないので返済する必要はありませんが、収益に応じた配当金は支払わなければなりません。

投資家などから投資を受ける

投資家から直接投資を受けるという方法も、有効な資金調達の方法のひとつです。

とくに起業する直前の会社や起業して間もない会社の場合は、「エンジェル投資家」と呼ばれる個人投資家の存在は非常に重要です。

エンジェル投資家は、将来的な伸びしろがありそうな会社や個人事業主にお金を出してくれますし、経営に関する助言をしてくれる場合もあります。

エンジェル投資家はあくまでも個人投資家なので、ほかの選択肢と比べると調達できる資金が少ないという点は、ネックになりえる点として把握しておかなければなりません。

より多くの金額を出資によって調達したい場合は、出資を事業として行っている、ベンチャーキャピタルから出資を受けるとよいでしょう。

ただ、ベンチャーキャピタルに出資をしてもらうためには、ベンチャーキャピタルが設定するハードルをクリアしなければならないため、なかなか狭き門ではあります。

クラウドファンディングを活用する

多くの人から賛同してもらえそうなアイデアがある場合は、クラウドファンディングを活用するというのもひとつの方法です。

クラウドファンディングを利用すれば、自社のアイデアに賛同・共感してくれる人から、幅広く出資を募ることができます

集めた資金については返済する必要がありませんし、アイデアに対する反応を見ることができるので、マーケティング的な要素も期待できます。

ただ、まだ世に出していないアイデアを公開しなければならないため、盗用のリスクと背中合わせであることはしっかりと念頭に置いておきましょう。

アセットファイナンスの方法2選

アセットファイナンスも、何を売却するかによっていくつかの方法があります。

 

アセットファイナンスとして考えられる代表的な方法を、以下で紹介します。

不動産などの資産を売却する

利用していない土地や不動産などの資産があれば、それらを売却して資産を調達することができます。

所有しているものを売却するだけなので、リスクが少なくかつ迅速な資産調達が可能なのは、大きなメリットです。

ただ、あくまでも買い手が付くことが前提ですし、売却できたとしても思っていたような金額にはならない可能性もあります。

ベンチャー企業やスタートアップの場合は、売却できるだけの資産がないことのほうが多いでしょう。

ファクタリングを利用する

ファクタリングを利用して、自社が保有している売掛金を買取ってもらうというのも、現実的な資金調達の方法のひとつです。

最短即日での資金化が可能なので、急きょ資金を調達しなければならない場合などには、非常に重宝するでしょう。

銀行融資などとは異なり、会社自体の信用力が必要なわけではないので、ベンチャー企業などにも利用しやすい方法です。

ただ、ファクタリングを利用していることが取引先に知られてしまうと、資金繰りや経営状況を疑われてしまう可能性もあります。

ファクタリングには2社間ファクタリングと3社間ファクタリングがありますが、取引先にファクタリングの承諾を得たくない場合は、2社間ファクタリングを利用するのがおすすめです。

関連記事:ファクタリングを利用するメリット・デメリットを徹底解説

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