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銀行のカードローンとは?審査や金利などの特徴を徹底解説

手軽に借り入れができるカードローンは非常に便利であり、多くの金融機関で取り扱われています。銀行でも取り扱われており利用しようか悩んでいる人もいらっしゃると思います。
しかし、お金を借りること自体に漠然と怖いという印象を持っている人かたも少なくないようです。
今回は銀行が取り扱っているカードローンの審査や金利などについて詳しく説明します。
ここでは下記3つについて徹底解説をしていきます。
- 銀行カードローンのメリット・デメリット
- 銀行カードローンの審査におけるチェックポイント
- 銀行カードローンへの申し込み時の流れ
ぜひ、最後までご覧ください。
目次
銀行カードローンの4つのメリット
カードローンは、利用限度額に収まるという制約のもとで自由に借り入れや返済ができ、資金をどのように使うかを詮索されないのが、他のローンとは異なる大きな特徴です。
ローンの契約においては、「マイカーローン」や「デンタルローン」のようにお金の使い道を問われ、貸してもらえると決められた金額を最初にまとめて融資されることが一般的です。
しかしカードローンは、事業やギャンブル以外であれば基本的にどのような目的にも利用できますし、借り入れや返済に関する自由度も上述したようなローンよりはるかに高くなっています。
銀行カードローンもこういった特徴を備えていますが、以下では銀行カードローンに特有のメリットについて、説明したいと思います。
①利用限度額が大きめに設定されている
利用限度額はカードローンで借り入れることができる金額を表しているため、カードローンを利用したい人にとっては非常に重要なポイントです。
主な銀行および消費者金融のカードローンの最大利用限度額を、以下にまとめました。
金融機関 | カードローンの最大利用限度額 |
三井住友銀行 | 800万円 |
みずほ銀行 | 800万円 |
横浜銀行 | 1,000万円 |
プロミス | 500万円 |
レイクALSA | 500万円 |
プロミスやレイクALSAの最大利用限度額も500万円と十分大きいですが、銀行が取り扱うカードローンの利用限度額はそのさらに上をいくものが多いです。
高額の資金が入り用の場合は、銀行カードローンは非常に頼りになると言えるでしょう。
②最高金利が低めに設定されている
お金を借りたら必ず利息を上乗せして返済しなければなりませんが、利息の計算は「借り入れている金額×金利」で行われるので、どれぐらいの金利が適用されるかは返済負担に大きく関わってきます。
先ほど表にまとめた銀行・消費者金融が取り扱っているカードローンでの適用金利は以下のようになっています。
金融機関 | カードローンの適用金利 |
三井住友銀行 | 1.5%~14.5% |
みずほ銀行 | 2.0%~14.0% |
横浜銀行 | 1.5%~14.6% |
プロミス | 4.5%~17.8% |
レイクALSA | 4.5%~18.0% |
カードローンを利用する場合は最高金利に着目することが重要ですが、銀行カードローンの最高金利は消費者金融カードローンの最高金利よりも、軒並み低くなっていることが分かります。
無理なく返済を継続するという観点においても、銀行カードローンは非常に優れています。
③総量規制の対象になっていない
消費者金融のような「貸金業者」が守らなければならない法律に「貸金業法」がありますが、貸金業法の中には「総量規制」と呼ばれる規制があります。
総量規制では貸金業者が融資希望者に融資できる金額の上限を、「融資希望者の年収の3分の1」と定めています。
つまり年収が480万円であれば、160万円までしかお金を借りることができないことになりますが、この規制の存在によって、借りたい金額の融資を受けられない可能性が出てきてしまいます。
銀行は貸金業者には該当せず貸金業法および総量規制を守らなくてもよいことから、多くの金額を借り入れたい場合は非常に魅力的です。
ただし銀行は各行独自で規制を設けているため、必ずしも年収の3分の1を超す金額を借りられるとは限らないことには注意しておきましょう。
④銀行が取り扱っているので安心感がある
いろいろな漫画やアニメなどの影響で、「お金を借りること」「お金を貸してくれる相手」に対して怖い印象を持っている人も、多いのではないかと思います。
しかし銀行カードローンは「社会の公器」である銀行が取り扱っている商品であり、安心して利用できるので、初めてカードローンで借り入れを行うような人にもおすすめしやすいです。
銀行カードローンの3つのデメリット
ここまで説明してきたように銀行カードローンには多くのメリットがありますが、デメリットがないわけではありません。
以下では、銀行カードローンが抱えるデメリットについて、説明します。
①審査が厳しめに行われる傾向にある
カードローンを契約するためには金融機関による審査をパスする必要がありますが、銀行カードローンの審査はカードローンの中でもとりわけ厳しめです
どれだけ利用限度額の設定が大きかろうが、どれだけ金利の条件がよかろうが、審査落ちして借りられなければ絵に描いた餅に過ぎません。
審査に通過するのが難しそうな人にとっては、銀行の厳しめの検査がネックになる可能性もあるでしょう。
②融資までに時間がかかることもある
カードローンに申し込む人の中には、すぐにお金を借りなければならない事情を抱えている人もいらっしゃるでしょう。
消費者金融のカードローンの中には申し込んだその日のうちに融資が可能なものもあるので、そのような需要に応えられるのですが、銀行カードローンは当日中の融資には対応していません。
審査が厳しめな傾向にあるということは、それだけ時間をかけて審査が行われることを意味するので、審査結果が分かって融資を受けられるまでに、時間がかかることも十分あり得ます。
緊急でお金が入り用な場合は、銀行以外の金融機関が取り扱うカードローンを中心に考えるべきです。
関連記事:少額の融資は審査なしで受けられる?
③無利息サービスのようなサービスがない
大手を中心とした消費者金融の中には、「○○日間無利息」のようなサービスを謳っているところもあります。
一方の銀行は、基本的な金利こそ低いものの、そういった便利なサービスを行っているところは(ほぼ)ありません。
返済のことを考えると、期間が決められているとは言え無利息で利用できるのは非常に助かります。
借りたお金をすぐに返せる当てがあるのであれば、銀行ではなく消費者金融のカードローンを利用したほうが、返済負担を抑えられるかもしれません。
銀行カードローンの審査でチェックされるポイントは大きく分けて2つ
銀行カードローンを利用するためには、審査は避けては通れない壁です。
審査の結果は受けてみるまで分からないものの、審査でのチェック項目が分かっていれば、審査結果を待っている間に不必要に不安な気持ちになることもなくなるはずです。
銀行カードローンの審査でチェックされる主なポイントについて、以下で説明します。
①申込者の属性
申込者の属性は、「年齢」「年収」「勤務先」「勤続年数」「雇用形態」「他社からの借り入れ」などの情報から構成され、「申込者の返済能力」を判断するために非常に重要な役割を持っています。
融資を行っても大丈夫かどうかの判断は、つまるところ「きちんと返してもらえそうか」というところに行きつきます。
年収は返済能力にダイレクトに関与しますし、他社からの借り入れが多ければ年収が多くても返済能力に疑問符が付くかもしれません。
勤続年数や雇用形態などは、この先の収入の安定性に関わる要素であり、滞納することなく返済を行えそうかどうかに影響します。
こういった情報を総合的に加味して、「返済能力があってきちんと返済してもらえそう」と判断されなければ、審査に通過することはできません。
②申込者の信用情報
信用情報は、これまでに行ってきた金融取引の履歴であり、申込者がお金をいかにして借り、返してきたか(もしくは返していないか)についての情報が登録されています。
属性が「申込者の返済能力」を判断するための情報であるのに対して、信用情報は「申込者からの返済の確からしさ」を判断するための情報と言えるでしょう。
お金を持っている人のほうが返済能力が高いことは間違いないと思われますが、だからと言って必ずしも返済を行ってくれるわけではないのです。
万が一、これまでにクレジットカードの支払いやローンの返済を滞納していることがあれば、その情報は必ず信用情報に登録されます。
信用情報にそういった情報が登録されていることを、一般的に「ブラックリストに載る」というような言い方をしますが、ブラックリストに載っている状態では審査通過の可能性は万に一つもありません。
また、一度信用情報に登録された情報は一定期間が経過するまで消えることはないので、過去に自分が働いた不義理に関する情報を都合よく隠ぺいすることもできません。
属性(返済能力)と信用情報(返済の確からしさ)の双方の審査をクリアして初めて、銀行カードローンの契約を行えるのです。
銀行カードローンを利用できるようになるまでの一般的な流れ
実際にカードローンを利用するためには、申し込み~契約までの一通りの流れをこなさなければなりません。
申し込みをする際に銀行のオペレーターの方も分かりやすく説明してはくれますが、自分で流れを把握しておいたほうが、安心して手続きを行えるでしょう。
各銀行で手順にちょっとした差異はあることも踏まえつつ、以下では銀行カードローンで借り入れを行うためのおおまかな手順を説明します。
申し込みを行う(申込者)
最初はもちろん、カードローンに申し込むところからスタートです。
オンラインでの申し込みだけでなく、電話や銀行に設置されている契約機を利用しての申し込みも可能です。
申し込み方法の違いによって審査の難易度や通過率が変化することはありませんが、24時間いつでも申し込みを行えるという点で、銀行のホームページなどからオンラインで申し込みを行うのが便利でしょう。
必要書類を提出する(申込者)
申し込み後に、審査に必要な書類を提出します。
必要書類は申し込みの最中や申し込み完了後などに銀行から通知されるケースが多いですが、基本的には本人確認書類と収入証明書類が必要になります。
本人確認書類と収入証明書類として利用できる書類としては、それぞれ以下のようなものが挙げられます。
【本人確認書類】
- 運転免許証
- パスポート
- 健康保険証
- 住民票
- 公共料金(電気・ガス・水道など)の領収書
- 源泉徴収票
- 給与明細書
- 確定申告書
- 所得証明書
手順としては申し込みを行った後に提出ですが、書類の中にはすぐに準備するのが大変なものもあります。
そのため、あらかじめこれらの書類を準備したうえで申し込みを行うのが好ましいでしょう。
審査を行いカードを発行する(銀行)
申込者からの情報と上述した書類が届いたら、それらをもとにして銀行および保証会社が審査を開始します。
無事審査に通過した場合はその旨が銀行から申込者に通知され、お金を借りる際に必要なローンカードが発行されます。
なお、今回は借り入れを行うまでの流れについて触れているため、審査落ちになってしまったケースは割愛しておりますのでご了承ください。
関連記事:カードローン審査に通るためのポイント
カードを受け取って利用開始(申込者)
ローンカードは郵送で受け取るパターンが多いですが、ローン契約機を利用して直接受け取ってもかまいません。
受け取ったカードを銀行やコンビニのATMで利用することで、お金を借りられるようになります。
関連記事:カードローンの仕組みを簡単に紹介

この記事の執筆者:資金調達ニュース編集部
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