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【厳選】起業時の資金調達方法8選!銀行融資以外にもこんなにある

最近では起業に対するハードルが下がってきており、会社を辞めて起業する人はもちろんですが、会社に勤めながら副業として起業する人も増えてきています。
起業に際して大きな問題となるのは「どのようにして資金を調達するか」であり、自己資金だけで起業に必要なお金をまかなえる人はほとんどいないでしょう。
今回は、起業時の資金調達方法として考えられる方法の中から、現実的かつ効率的に資金を調達できる方法を厳選し、 それぞれのメリットやデメリットなどについて解説します。
ここでは下記3つについて徹底解説をしていきます。
・起業時の代表的な資金調達方法
・それぞれの方法におけるメリット・デメリット
・どの方法を選ぶべきかの判断基準
ぜひ、最後までご覧ください。
目次
起業時の資金調達方法8選
起業に必要な資金を用意するための方法はいろいろとあるので、それぞれの方法のメリットやデメリットを知ったうえで、選択しなければなりません。
以下では、起業時の主な資金調達の方法の特徴やメリット・デメリットなどについて、説明します。
銀行からの融資
銀行からの融資で起業時の資金調達を行うのは、もっともオーソドックスな方法のひとつです。
銀行自体とても数が多いですし、起業時の資金として利用できる融資商品をいくつか取り扱っている銀行もあるので、非常に幅広い選択肢の中から利用する商品を選ぶことができます。
融資で資金調達を行うと、その後利子を上乗せして返済しなければなりませんが、銀行の適用金利は比較的低めなので、返済時の負担も大きくなりにくいです。
ただ、審査に通過できなければ資金調達を行うことはできませんし、申し込んでから実際に資金を調達できるまでに1ヵ月~程度の時間を要することは、念頭に置いておきましょう。
関連記事:銀行の融資の仕組みと注意点
日本政策金融公庫からの融資
日本政策金融公庫は政府系の金融機関であり、銀行同様に起業や事業拡大のために資金が必要な企業や個人事業主に対して、融資を行っています。
銀行よりも低金利で融資を受けられるのが大きな特徴なので、返済負担をできるだけ抑えたい場合は日本政策金融公庫から融資を受けるのがおすすめです。
また、日本政策金融公庫は、比較的規模の小さな企業や個人事業主を支援するための金融機関として設立されました。
そのため、起業を目指す場合は銀行よりも融資を受けやすいというのも、非常に大きなメリットです。
ただ、審査は銀行以上に時間がかかりますし、審査時に提出しなければならない書類が非常に多いことがネックになる可能性があります。
エンジェル投資家からの出資
エンジェル投資家は、将来的に成長の見込みがある企業や個人事業主などに出資を行っている個人投資家です。
自身も以前事業を経営していたという人も多いので、資金の出資を受けると同時に、経営に関して有益なアドバイスをもらえる可能性もあります。
ただ、場合によっては事業に過度に干渉してきて、当初思い描いていたような事業運営を行うための妨げになる可能性もある点は、デメリットとして考慮しておかなければなりません。
ベンチャーキャピタルからの出資
ベンチャーキャピタルもエンジェル投資家同様に、将来伸びそうな見込みのある企業や個人事業主などに出資を行っています。
ただ、ベンチャーキャピタルは事業として出資を行っているので、出資をしてもらえるかどうかの判断はエンジェル投資家よりもシビアなことが多いです。
もし出資OKの判断をもらえれば、数千万円や数億円単位での出資を受けられる可能性もあるので、まとまった資金を必要としている場合には非常に頼りになるでしょう。
エンジェル投資家と同じく、経営に口を出される可能性があることは、念頭に置いておく必要があります。
関連記事:ベンチャーキャピタルの仕組みやメリット・デメリット
補助金や助成金の利用
国や地方自治体などが設けている補助金や助成金も、起業のための資金として活用することができます。
補助金や助成金は返済が不要というのが非常に大きなメリットで、融資などのように返済が経営を圧迫するような心配はありません。
特定の事業内容や特定の規模の事業者でなければ利用できないような制度もあるので、自社が利用できる制度かどうかを見極めたうえで、利用を検討するようにしましょう。
関連記事:起業時に活用したい補助金・助成金を紹介
クラウドファンディングの活用
クラウドファンディングは、まだ世に出していない商品やサービスなどのアイデアをネット上に公開し、賛同したり共感したりしてくれる人から出資を募る方法です。
調達した資金は返済する必要がありませんし、金融機関などの融資と比べると早めに資金を調達できることが多いのがメリットと言えます。
ただ、アイデアをネットに公開するため盗用されてしまう危険性があることや、想定しているほどの金額が集まらないケースもあることは、デメリットと考えられるでしょう。
関連記事:クラウドファンディングの種類は多い【利用者目線で選ぶポイントとは】
ビジネスコンテストへの応募
ビジネスコンテストは、ビジネスモデルやビジネスプランに関するアイデアのコンペティションです。
優秀賞をもらえるような上位に選ばれると、実際にそのプランでビジネス展開を行うための支援として賞金をもらえる場合があります。
また、「○○ビジネスコンテストで賞を獲得した」ということはブランディング的な意味も持ちますし、思い描いているプランがどのような評価を受けるか、腕試し的な意味で参加してもよいでしょう。
ただ、ビジネスコンテストでは「夢物語」のような壮大なテーマを掲げたプランやアイデアのほうが、評価される傾向にあります。
堅実に事業展開が望めそうなものの、一見すると地味な内容のアイデアはビジネスコンテスト向きではないので、ほかの方法での資金調達を検討したほうがよいでしょう。
関連記事:スタートアップ企業にファクタリングが適している根拠を解説
親族などからの借り入れ
金融機関からの融資で資金調達を行う場合は、書類を提出して審査に通過する必要があるため、かなりハードルが高い場合も多いです。
その点、親族や知り合いといった個人的なつながりを利用して借り入れを行う場合は、そういったかしこまった手続きは特に必要なく、誰でも資金を調達できる可能性を秘めています。
取り決め次第では、金融機関からの融資のように毎月決まったタイミングで返済を行う代わりに、事業がうまく回りだしてからの返済にしてもらうことも可能でしょう。
ただ、お金の問題は人間関係を容易に破壊してしまうだけの力を持っているものです。
返済に関係したトラブルを起こしてしまうと、これまで通りの関係性には戻れなくなってしまう可能性が高いことは、肝に銘じておくべきでしょう。
自社に合った方法を選ぶことが重要
上述したように、起業時の資金調達方法としてはいろいろな方法が考えられます。
その中でどの選択肢を選ぶべきかは、それぞれの会社の業種や置かれている状況などによるため、一概には言えません。
なるべく返済負担を負わずに資金を調達したい場合は、出資や助成金・補助金などを中心に検討することになるでしょう。
資金調達を行うと同時に、始めようと思っている事業の評判や感触を知りたい場合は、クラウドファンディングを利用したりビジネスコンテストに応募したりするのがおすすめです。
資金調達においてどのようなことを重視するのかをはっきりさせることで、資金調達の方法の優先順位も自ずと決まってくるでしょう。
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