審査が甘いと言われているファクタリング会社19選
現在世間には、数多くのファクタリング会社が存在しています。
ここでは、そのなかから審査が比較的甘いと言われている19社を紹介します。
①ビートレーディング
手数料率
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2者間:4%~12%
3者間:2%~9%
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審査時間
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最短30分
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入金スピード
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最短2時間
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買取可能額
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制限なし
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契約形態
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2者間ファクタリング
3者間ファクタリング
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対象事業者
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個人事業主・法人
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運営会社
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株式会社ビートレーディング
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ビートレーディングは、2024年3月時点で取引先企業が5.8万社、月間契約件数1,000件の実績を誇るファクタリング会社です。
申し込みに必要な書類は、直近2か月分の表紙付きの通帳のコピーと、請求書などの売掛金に関する資料の2点のみです。
くわえて、オンラインでの契約に対応していることから、急に資金が必要になった際にも迅速に資金を調達できます。
ほかのファクタリング会社の審査に落ちた場合でも、契約に至った事例があるので、一度相談してみて損はないでしょう。
ビートレーディングに
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②日本中小企業金融サポート機構
手数料率
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1.5%~
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審査時間
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最短30分
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入金スピード
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最短3時間
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買取可能額
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制限なし
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契約形態
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l 2者間ファクタリング
l 3者間ファクタリング
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対象事業者
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個人事業主・法人
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運営会社
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一般社団法人日本中小企業金融サポート機構
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日本中小企業金融サポート機構は、中小企業の経営を支援するために設立された一般社団法人です。
サポート内容の一つであるファクタリングサービスの手数料率は1.5%からと、業界最低水準を実現しています。
また、同機構は財務局および経済産業局が認定する経営革新等支援機関です。
ファクタリングを初めて利用する方でも、他の会社の審査に落ちた方でも経験豊富なスタッフが丁寧に対応してくれるので、安心して相談をすることができます。
日本中小企業金融サポート機構に
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③みんなのファクタリング
手数料率
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非公開
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審査時間
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最短1時間
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入金スピード
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最短1時間
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買取可能額
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初回のみ上限50万円
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契約形態
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2者間ファクタリング
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対象事業者
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個人事業主・法人
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運営会社
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株式会社チェンジ
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入金スピードを重視する方におすすめしたいのが、みんなのファクタリングです。
ファクタリング会社としては珍しく、土日・祝日でも入金に対応しています。
一連の手続きはオンラインで完結し、対面はもちろん電話での対応も必要ありません。
本人確認書類と売掛金の存在を示す請求書、通帳のコピーのアップロードのみで審査してもらえます。
ただし、公式サイトで手数料率が公開されていないため、可能な限りコストを抑えて資金調達したい方は直接問い合わせて確認してみましょう。
みんなのファクタリングの
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④OLTA(オルタ)
手数料率
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2%~9%
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審査時間
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最短1日
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入金スピード
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最短1日
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買取可能額
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制限なし
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契約形態
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2者間ファクタリング
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対象事業者
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個人事業主・法人
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運営会社
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OLTA株式会社
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信頼性や安全性に重きを置くなら、OLTAがよいでしょう。
日本経済新聞やきんざいOnlineなど、多数のメディアに取り上げられており、提携している金融機関の数も、他社と比べて群を抜いています。
パートナー企業に名を連ねているのは、メガバンクのほかに、群馬銀行や十六銀行といった地方銀行など様々です。
同社では、審査を請求書ごとに行っているため、一度落ちてしまった場合でも、別の請求書で申し込めば、審査に通過できる可能性があります。
OLTAの
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⑤QuQuMo(ククモ)
手数料率
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1%~
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審査時間
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最短30分
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入金スピード
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最短2時間
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買取可能額
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制限なし
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契約形態
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2者間ファクタリング
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対象事業者
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個人事業主・法人
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運営会社
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株式会社アクティブサポート
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QuQuMoもまた、オンライン完結でスピードを追求するファクタリングサービスです。
サービス名は“Quality(高品質)・Quick(スピーディー)・Money(資金調達)”を意味しており、迅速な手続きを強みとしていることがわかります。
手数料が高くなりがちな2者間ファクタリングのみを扱っていますが、QuQuMoの手数料率は1%からと業界トップクラスの低水準です。
買い取り可能額には制限を設けていないので、少額から高額まで、あらゆる売掛金を買い取ってもらえます。
QuQuMoの
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⑥ペイトナーファクタリング
手数料率
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10%
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審査時間
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最短10分
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入金スピード
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最短10分
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買取可能額
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1万円~100万円(初回のみ25万円まで)
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契約形態
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2者間ファクタリング
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対象事業者
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個人事業主・法人
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運営会社
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ペイトナー株式会社
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ペイトナーファクタリングは、個人事業主に利用される機会が多いファクタリングサービスです。
AIによる独自審査を採用しており、申し込みから最短10分で審査が完了し、それと同時に入金が行われます。
審査には事業計画書や確定申告書などを提出する必要がないため、煩わしい手続きを挟まずに取引が完了します。
ただし買取対象となるのは、支払期日までが70日以内の売掛金です。
支払期日までが2か月程度の売掛金のみを対象としているサービスが多いため、対象範囲は他のサービスと比較しやや広いといえるでしょう。
ペイトナーファクタリングの
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⑦ベストファクター
手数料率
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2%~
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審査時間
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最短30分
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入金スピード
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最短1日
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買取可能額
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30万円~1億円
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契約形態
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l 2者間ファクタリング
l 3者間ファクタリング
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対象事業者
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個人事業主・法人
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運営会社
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株式会社アレシア
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売掛金の買取率が高いサービスをご希望であれば、ベストファクターが適しています。
2024年9月時点での平均買取率は87.8%、さらに即日振込実行率は59.5%と高く、柔軟な審査体制がうかがえます。
なお、運営元である株式会社アレシアが提供するサービスは、請求書ファクタリングだけではありません。
注文書ファクタリングサービス『BESTPAY』では、注文書・発注書さえあれば、より早いタイミングで売掛金を現金化できます。
ベストファクターの
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⑧labol(ラボル)
手数料率
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10%
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審査時間
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最短30分
|
入金スピード
|
最短30分
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買取可能額
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1万円~
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契約形態
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2者間ファクタリング
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対象事業者
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個人事業主・法人
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運営会社
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株式会社ラボル
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labolは、個人事業主・フリーランスに特化したファクタリングサービスです。
独立直後で実績がない場合や、新規の取引先に対する売掛金を持ち込む場合でも、独自の審査に通過すれば問題なく買い取ってもらえます。
運営元である株式会社ラボルは2001年に設立されたばかりですが、親会社の株式会社セレスは、国内最大級のポイントサイトを運営する東証プライム上場企業です。
そのため、ファクタリング会社としての信頼性は大手と比べても遜色なく、安心して利用できます。
ラボルの
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⑨FREENANCE(フリーナンス)
手数料率
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3%~10%
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審査時間
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最短30分
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入金スピード
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最短1日
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買取可能額
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1万円~1,000万円
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契約形態
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2者間ファクタリング
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対象事業者
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個人事業主・法人
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運営会社
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GMOクリエイターズネットワーク株式会社
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FREENANCEは、GMOグループが運営するフリーランスの総合支援サービスです。
収納代用口座の『フリーナンス口座』に、損害保険の『フリーナンスあんしん補償』、そしてファクタリングサービスの『即日払い』など、幅広い支援サービスがそろっています。
『即日払い』の手数料率は、通常一律で10%ですが、振込先に『フリーナンス口座』を指定すれば最大で3%まで抑えられます。
そのため、同サービスの『即日払い』を利用する際は、あわせて『フリーナンス口座』を開設するのがおすすめです。
フリーナンス即日払いの
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⑩GMOフリーランスファクタリング
手数料率
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9.5%
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審査時間
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最短30分
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入金スピード
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最短1日
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買取可能額
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1万円~
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契約形態
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2者間ファクタリング
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対象事業者
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個人事業主・法人
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運営会社
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GMOクリエイターズネットワーク株式会社
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GMOフリーランスファクタリングもまた、先ほどのFREENANCE同様に、GMOグループが提供するファクタリングサービスです。
申し込み時に提出が必要な書類が請求書のみである点や、手数料率が一律9.5%に設定されている点など、FREENANCEとは異なるところがあります。
会員登録を必要とせず、最短30分で審査が完了するので、単発での利用に適しています。
審査基準も異なっているため、FREENANCEでは審査に落ちてしまった売掛金でも買い取ってもらえるかもしれません。
GMOフリーランスファクタリングの
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⑪株式会社No.1
手数料率
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1%~15%
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審査時間
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最短30分
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入金スピード
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最短30分
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買取可能額
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10万円~5,000万円
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契約形態
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2者間ファクタリング
3者間ファクタリング
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対象事業者
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個人事業主・法人
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運営会社
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株式会社No.1
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フリーランス向けに特化したサービスを提供するファクタリング会社としては、株式会社No.1も挙げられます。
少額の売掛金を保有することが多いフリーランスに対し、審査通過率79%以上という高い数値を出しています。
実際に、フリーランスから15万円の少額債権を買い取った事例もあるようです。
また、同サービスを初めて利用する事業者限定で、“買取手数料50%割引”または“他社より高額買取保証”を実施しているため、積極的に活用しましょう。
株式会社№1の
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⑫Mentor Capital(メンターキャピタル)
手数料率
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2%~
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審査時間
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最短30分
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入金スピード
|
最短即日
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買取可能額
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30万円~1億円
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契約形態
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2者間ファクタリング
3者間ファクタリング
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対象事業者
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個人事業主・法人
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運営会社
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株式会社Mentor Capital
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東京近郊にお住まいの方にとっては、Mentor Capitalも検討する価値があるファクタリングサービスです。
初回契約時には、来社・訪問・郵送のいずれかの方法を選ばなければなりませんが、2回目以降はオンラインで手続きを完結できます。
オフィスのある東京近郊で営業している事業者であれば、最短即日での入金にも対応してもらうことが可能です。
初めての利用で3,000万円の売掛金を買い取ってもらった事例もあるため、高額債権を現金化したい場合にも役立ちます。
メンターキャピタルの
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⑬バイオン
手数料率
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10%
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審査時間
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最短1時間
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入金スピード
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最短1時間
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買取可能額
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5万円~
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契約形態
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2者間ファクタリング
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対象事業者
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個人事業主・法人
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運営会社
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株式会社バイオン
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バイオンは、面倒な手続きを徹底的に省いたファクタリングサービスです。
必要書類をアップロードするだけで、最短1時間で資金を調達できます。
手数料率は一律10%に設定されているので「審査が終わるまで、手数料がいくらになるかわからない」ということはありません。
同社では、個人事業主やフリーランスであっても、数百万円規模の売掛金を買い取ってもらえます。
法人以外かつ金額の高い売掛金にも柔軟に対応していることから、審査が比較的柔軟だと考えられます。
バイオンの
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⑭PAYTODAY(ペイトゥデイ)
手数料率
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1%~9.5%
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審査時間
|
最短15分
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入金スピード
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最短30分
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買取可能額
|
10万円~
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契約形態
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2者間ファクタリング
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対象事業者
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個人事業主・法人
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運営会社
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Dual Life Partners株式会社
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PAYTODAYは、特にベンチャー企業や地方の中小企業、フリーランス・個人事業主への支援に注力しているファクタリングサービスです。
2024年10月現在、累計申込額は150億円を突破しており、非常に多くの事業者が利用しているとわかります。
同サービスで買取対象となるのは、支払期日が最大90日後までの売掛金です。
30~45日以内に回収できる、リスクが低い売掛金のみを買い取っているサービスも多いため、それと比べて対象とする範囲が広く、審査が柔軟といえます。
PayTodayの
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⑮トップマネジメント
手数料率
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2者間:3.5%~12.5%
3者間:0.5%~3.5%
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審査時間
|
最短30分
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入金スピード
|
最短1日
|
買取可能額
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30万円~3億円
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契約形態
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2者間ファクタリング
3者間ファクタリング
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対象事業者
|
個人事業主・法人
|
運営会社
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株式会社トップ・マネジメント
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トップ・マネジメントは、創業13年の実績をもとに、安定した資金調達を支援しているファクタリング会社です。
特筆すべきは、買取可能額の上限が3億円に設定されており、多額の資金を用意したい方のニーズに応じてもらえる点です。
さらに支払期日が3か月~6か月程度先に設定されている、一般的にリスクが高いとされる売掛金でも買い取ってもらえます。
以上のことから、他社で利用を断られた場合でも申し込んでみる価値はあるでしょう。
トップ・マネジメントの
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⑯ジャパンマネジメント
手数料率
|
記載なし
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審査時間
|
最短1日
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入金スピード
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最短1日
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買取可能額
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20万円~5,000万円
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契約形態
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2者間ファクタリング
3者間ファクタリング
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対象事業者
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個人事業主・法人
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運営会社
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株式会社ラインオフィスグループ
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すでにファクタリングを利用しており、他社への乗り換えをお考えの方には、ジャパンマネジメントが適しています。
同サービスでは、新規の申し込みはもちろん、手数料の高さなどを理由に乗り換えを検討している方でも積極的に受け入れています。
東京と福岡の2か所に拠点を構えていますが、契約のために来店する必要はありません。
全国どこからでもオンラインによる申し込みが可能で、場合によってはスタッフのほうから出向いてくれます。
ジャパンマネジメントの
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⑰株式会社ZIST
手数料率
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2者間:5%~15%
3者間:3%~7%
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審査時間
|
最短2時間
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入金スピード
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最短1日
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買取可能額
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30万円~5,000万円
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契約形態
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2者間ファクタリング
3者間ファクタリング
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対象事業者
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個人事業主・法人
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運営会社
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株式会社ZIST
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株式会社ZISTも、最短即日の入金が可能なファクタリングサービスを提供しています。
新規の利用であっても、審査通過率は93%以上との結果が出ており、柔軟な審査体制がうかがえます。
同社では、ファクタリングのほかにも、企業が成長を続けるための様々なサービスを取り扱っており、成功報酬型の融資サポートや、企画経営のアドバイスも受けられます。
キャッシュフローの改善だけではなく、総合的な経営支援を受けたい事業者にとって、心強い味方になるはずです。
⑱MSFJ
手数料率
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1.8%~
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審査時間
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最短1時間
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入金スピード
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最短1時間
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買取可能額
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10万円~5,000万円
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契約形態
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2者間ファクタリング
3者間ファクタリング
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対象事業者
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個人事業主・法人
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運営会社
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MSFJ株式会社
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即日での振込を希望する場合は、MSFJも有力な選択肢となります。
公式サイトでは“即日ファクタリング”を強調しており、実際に申し込みから最短1時間での入金を実現しています。
クラウドサインによる電子契約の導入や、事業者の種類ごとに部署を設けるといった施策が、速さの秘訣です。
なお、公式サイトには多くの事例が掲載されています。
初めての利用でも、数百万円を即日~2日程度で調達できた事例もあることから、柔軟な審査体制がうかがえます。
MSFJの
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⑲GoodPlus株式会社
手数料率
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5%~15%
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審査時間
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最短90分
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入金スピード
|
最短90分
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買取可能額
|
制限なし
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契約形態
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l 2者間ファクタリング
l 3者間ファクタリング
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対象事業者
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個人事業主・法人
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運営会社
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GoodPlus株式会社
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ファクタリングを継続的に利用していて、今よりも手数料の安いサービスをお探しの方には、GoodPlus株式会社もおすすめです。
同社は、他社からの乗り換えに特化したサービス『のりかえPLUS』を提供しており、手数料率を最大で5%優遇するキャンペーンを実施しています。
同サービスは審査通過率は90%を超えており、最大買取率は97%と非常に高い水準を保っています。
一般的に信用度が低いとされるフリーランスでも、乗り換えに成功した例があるため、審査は柔軟と考えられます。
GoodPlusの
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審査が甘いと言われているファクタリング会社の特徴
ここまででご紹介したファクタリング会社には、いくつかの共通する特徴が見られます。
代表的な6つの特徴を紹介するので、審査が甘いと言われているファクタリング会社を選ぶ際の参考にしてください。
審査通過率が高い
審査通過率の高さは、直接的にそのファクタリング会社の審査の柔軟さを裏づけています。
ファクタリングサービスによっては、審査通過率を公式サイトで公表している場合があります。
個人事業主やフリーランス向けのサービスでは、審査通過率が90%を超えることも珍しくありません。
このようなサービスは、取引金額が小さいため、リスクが低く、結果として審査に通過しやすくなる傾向があるのです。
必要書類さえそろっていれば、比較的簡単に審査を通過できるため、急いで資金を調達したい方におすすめです。
必要な書類が少ない
審査が甘いと言われているファクタリング会社の特徴として、まずは必要書類の少なさが挙げられます。
ファクタリングの審査や契約に必要な書類は、会社ごとに異なります。
基本的に、請求書と通帳のコピーの2点は提出を求められますが、それ以外の書類に関しては、必ず用意しなければならないわけではありません。
提出する書類の数が多いファクタリング会社のほうが、多くの判断基準を設けているため、審査が厳しいといえるはずです。
また、必要書類が多いと、それだけ準備の時間もかかります。
可能な限り審査に通過できる可能性を上げ、かつ迅速に資金調達するためにも、必要書類は上記の2点、もしくはそれに1点加えた程度のサービスを選ぶとよいでしょう。
関連記事:ファクタリングに必要な書類を紹介
手続きがオンラインで完結する
必要な手続きがすべてオンラインで完結するファクタリング会社も、審査が柔軟だと言われています。
ファクタリング会社の事務所に来店せずに契約から入金まで対応してもらえるサービスは、近年増えています。
この記事で紹介したファクタリング会社も、すべての手続きがオンラインで完結できるサービスばかりです。
従来対面で行っていた、申し込みや契約といった手続きや審査そのものを自動化することで、フローが簡略化し、審査が比較的柔軟になっていると考えられます。
関連記事:オンラインファクタリングを利用できる業者20選
小口取引にも対応している
数万円程度の小口取引にも対応している場合は、審査基準が緩やかになりがちです。
反対に、高額な売掛金のみを買取の対象としている会社は、大企業向けのサービスを提供しており、厳格な審査を行っている傾向があります。
また、買取可能額に上限・下限のいずれも設けていないファクタリング会社も存在します。
買取可能額は審査の柔軟性と密接に関わっているため、不安な方は買取可能額の上限・下限を設けていない会社を選ぶとよいでしょう。
個人事業主も利用できる
審査が甘いと言われているファクタリング会社の特徴としては、法人だけではなく個人事業主も利用できる点も挙げられます。
法人向けのファクタリングサービスでは厳しく審査されることが多いですが、個人事業主やフリーランスを対象としたサービスでは、柔軟に対応してもらえる傾向にあります。
法人は売掛金の規模が大きく、個人事業主やフリーランスは売掛金の規模が小さいケースが多いためです。
開業から間もない個人事業主にとって、そのような会社が運営するファクタリングサービスは、迅速に資金調達できる手段として非常に有効です。
関連記事:個人事業主におすすめのファクタリング会社23選
手数料率の上限が高い
手数料率の上限が高く設定されているファクタリング会社もまた、審査が比較的柔軟な可能性があります。
ファクタリングの手数料はサービス提供側のリスクに応じて設定されるため、手数料率が高いということは、すなわち審査が緩やかであることを意味します。
たとえば、手数料率が20%程度に設定されている会社であれば、多少リスクのある売掛金でも買い取ってもらえる可能性は高いはずです。
ただし、手数料が高い分、最終的に調達できる金額は少なくなります。
あくまでも、手数料率が低い会社に利用を断られた場合の選択肢として考えておくとよいでしょう。
関連記事:ファクタリングの審査に通らない!その原因と対処法を解説
審査が甘いと言われているファクタリング会社を利用する際の注意点
審査が甘いと言われているファクタリング会社は、迅速かつ手軽に資金調達できる点が魅力ですが、利用する際にはいくつかのリスクが伴います。
事前準備で対策できる項目もあるため、あらかじめ注意点を確認しておきましょう。
悪徳業者の可能性がある
審査が極端に甘いと言われているファクタリング会社のなかには、悪徳業者が紛れている可能性があるため注意が必要です。
審査が一切ない場合や、審査が緩いことを過剰にアピールしている(審査通過率が高過ぎる)場合は、リスクが高いと考えてください。
悪徳業者と万が一にもやり取りすると、ファクタリングを装った金銭消費貸借契約(融資契約)を結ばされたり、法外な金利を請求されたりするケースがあります。
こうした業者を利用してしまうリスクを回避するには、事前に口コミや評判を調べ、信頼性が高く、実績のあるサービスを選ぶことが大切です。
関連記事:ファクタリングが違法ではない根拠と悪徳業者の特徴を解説
手数料が高い傾向にある
ファクタリングサービスでは、審査に通過しやすいほど、それと引き換えに手数料が高く設定されていることが一般的です。
高額の売掛金を売却する場合は、手数料率が1%違うだけで利用者の手元に残る金額が大幅に増減します。
審査が緩ければ、その分ファクタリング会社が売掛金の未回収リスクを負うため、リスクをカバーするために高額な手数料を請求する傾向があるのです。
また、手数料の算出方法が不透明なファクタリングサービスには警戒しなければなりません。
事前に手数料がどの程度かかるかを把握し、相場から乖離していないことを確認したうえで、適切なサービスを選びましょう。
関連記事:ファクタリングにかかる手数料率の相場はどのくらい?
100%審査に通るわけではない
審査が甘いと言われているファクタリング会社に利用を申し込んだとしても、必ず審査に通るわけではありません。
ファクタリング会社は通常、一定の基準をもとに審査を行っており、その基準を満たしていない場合は審査に通過できません。
書類がそろっていなかったり、必要な情報が不足していたりすると、いくら審査が柔軟な会社でも審査に落ちるケースが考えられます。
そのため、事前に必要な書類を用意し正確な情報を提供することが、ファクタリングの審査に通過する鍵となります。
なお、「100%審査に通過できる」とうたっているサービスは、先述した悪徳業者である可能性が高いため、気をつけなければなりません。
関連記事:ファクタリングの審査基準とは?押さえたいポイントも紹介
ファクタリングの審査に通過するコツ
審査の通過率は、利用するファクタリングの種類や売掛金の内容によって大きく変わるため、コツを押さえておくことが重要です。
3者間ファクタリングを選ぶ
少しでも審査の通過率を高めたいのであれば、3者間ファクタリングの利用がおすすめです。
3者間ファクタリングは、利用者とファクタリング会社に売掛先を加えた3者間でやり取りする形式です。
売掛先の存在が明確になることによって、売却する売掛金の信頼性が高まり、ファクタリング会社が背負うリスクが低くなるため、審査に通りやすくなる傾向があります。
さらに、手数料も抑えられる可能性があり、より有利な条件でファクタリングを利用できます。
関連記事:3者間ファクタリングとは?メリットとデメリットを解説
支払いサイトが短い売掛金を持ち込む
支払いサイトが短い売掛金を選ぶことでも、審査に通りやすくなります。
売掛金の支払いサイトが短いほど、未回収リスクが低くなるため、それを買い取るファクタリング会社は安心して契約を進められるでしょう。
反対に支払いサイトが長い場合、売掛先の財務状況や資金繰りに懸念が生まれ、審査が厳しくなることが考えられます。
そのため、売却可能な売掛金が複数ある際は、支払い期日が近い請求書を持ち込むことが、審査に通過する重要なポイントとなります。
関連記事:ファクタリングの手数料と支払いサイトの関係
独立系ファクタリング会社を利用する
審査の通過率を高めるためには、独立系ファクタリング会社の利用も効果的です。
大手企業の傘下にあるファクタリング会社は、安全性を重視しているため、審査が厳しくなりがちです。
一方、独立系のファクタリング会社は、顧客獲得を優先し、審査基準を柔軟にしていることが多いため、おのずと通過率が高くなります。
また、少額の売掛金でも積極的に買い取ってもらえる場合があり、小規模な事業者にとっては有力な選択肢となりえます。
ファクタリングの審査に落ちる理由
ファクタリングの審査には様々な要素が絡んでおり、審査に落ちるときには複数の理由が考えられます。
項目によっては事前に対策できるため、ファクタリングの審査について理解を深めておきたいところです。
ここでは代表的な4つの理由を紹介するので、ファクタリングの審査に臨む際は参考にしてください。
売掛先の信用度が低い
たとえ支払いサイトが短い売掛金であっても、そもそも売掛先の経営状況に一定の信用がなければ、ファクタリングの審査に落ちてしまいます。
ファクタリングの審査では、利用者以上に売掛先の信用度が重視されます。
売掛先が経営難に陥っていたり、取引実績が少なかったりする場合、「売掛金の未回収リスクが高い」と判断され、審査に落ちてしまう可能性もあるでしょう。
ファクタリング会社の売上は売掛金の回収に依存しているため、売掛先の財務状況や信頼性はもっとも大切なポイントです。
売掛先の信用度が低い場合、審査の段階ではじかれてしまいます。
売掛先との取引期間が短い
売掛先との取引期間が短いと、「信頼関係が十分に構築されていない」と見なされ、審査に落ちる可能性があります。
特に新規の取引先の場合、ファクタリング会社は売掛金の未回収リスクを懸念し、審査が厳しくなる傾向があります。
取引期間が3か月未満や単発的な取引である場合、「安定したビジネス関係がない」と判断されかねません。
したがって、ファクタリングを利用する際には、できるだけ長期間取引のある売掛先を選ぶことが審査通過の鍵となります。
信頼できる売掛先との安定した取引関係をファクタリング会社に示すことで、審査の通過率を高めることが可能です。
支払いサイトが長い
支払いサイトが長い売掛金を持ち込むこともまた、審査に落ちる要因となりえます。
繰り返しになりますが、ファクタリング会社にとってのリスクは、支払いサイトが長いほど大きくなります。
たとえば、支払いサイトが30日の売掛金と60日の売掛金であれば、後者を持ち込んだほうが審査基準は厳しくなるはずです。
以上のことから、審査に通過するには、できるだけ支払いサイトの短い売掛金を持ち込むとよいでしょう。
業界の慣習によって支払いサイトが長い売掛金しかない場合は、事前にその業界の特性を踏まえて相談すると、ある程度考慮してもらえる可能性があります。
売掛先が個人である
法人ではなく個人に対する売掛金では、ファクタリングの審査に通過できないことがほとんどです。
法人に対する売掛金は、財務状況や信用情報を基にリスクを評価できますが、個人の場合はそれが難しく、信頼性や安定性が明確にならないためです。
個人は収入の変動が大きく、財務状況が不安定になりやすいので、個人に対する売掛金を買い取っていないファクタリング会社も珍しくありません。
仮に個人に対する売掛金を持ち込むときは、取引の信頼性をしっかり証明する必要があり、長期にわたって安定した取引があるとアピールすることが求められます。
関連記事:売掛先が個人でもファクタリングは利用可能?
審査が甘いと言われているファクタリング会社に関するよくある質問
最後に、審査が甘いと言われているファクタリング会社に関するよくある質問をまとめました。
申し込む前に、不明点を解消しておきましょう。
審査がない、必ず通るファクタリング会社はある?
ファクタリング会社は、売掛金の安全性を考慮して審査を設けているため、審査なしで取引を進めることは不可能です。
もしも「審査なし」「100%通る」といった旨をうたっている会社があれば、その業者は違法な取引を行っている可能性があります。
優良なファクタリング会社は、取引の透明性を確保するために、適切な審査を実施しています。
関連記事:審査なしのファクタリングは危険!即日対応で安全な業者15選
個人事業主でもファクタリングを利用できる?
個人事業主やフリーランスでも、ファクタリングを利用することは可能です。
法人向けのサービスが主流ではありますが、個人事業主向けにサービスを展開しているファクタリング会社も存在します。
ただし、法人と比べて個人事業主の経営状況は変動することが多いため、ファクタリング会社は慎重に審査を行います。
審査基準が法人向けとは異なる場合があり、特に売掛先の信用度や売掛金の未回収リスクが重視されがちです。
個人事業主がファクタリングを利用する際は、売掛先との関係性や財務状況をしっかりと示すことが重要です。
関連記事:個人事業主におすすめのファクタリング会社23選
審査・入金までにどれくらいかかる?
ファクタリングの審査から入金までの期間は、一般的に数日程度です。
申し込み時に提供された売掛金の支払期日や、売掛先の信用度に基づいて審査が行われ、問題がなければ、即日入金されるケースもあります。
売掛先が信用度の高い企業であれば、審査に通る可能性は高く、手続きの進行もスムーズです。
ただし、3者間ファクタリングの場合は、売掛先の承諾を得る必要があるため、2者間ファクタリングと比べて長い時間を要します。
数日のうちに入金されることが多いですが、状況によっては1週間程度かかる場合もあります。
関連記事:即日での入金に対応しているファクタリング会社29選
ファクタリング会社に提出する書類は?
ファクタリング会社ごとに、提出を求められる書類の種類は異なります。
以下に主な種類をまとめましたが、すべて準備するには相当の時間を要するため、可能な限り必要書類の少ないサービスを選ぶのが望ましいところです。
【主な必要書類】
- 身分証明書
- 通帳のコピー
- 売掛金を証明する資料
- 決算書・確定申告書
- 印鑑証明書
- 納税証明書
ファクタリングには売掛金の存在が不可欠ですから、それを証明するための資料は基本的に必要になるはずです。
必要書類がそろっていると、それだけスムーズに取引が進むため、申し込み前に請求書は最低限手元に置いておくとよいでしょう。
請求書がなくてもファクタリングは利用できる?
ファクタリングを利用する際、基本的には請求書が必須となります。
申し込み時の必要書類の種類はファクタリング会社ごとに異なりますが、請求書は売掛金の存在を証明する重要な書類なので、ほとんどのケースで求められます。
もしも請求書が手元にない場合、売掛金の存在を証明出できないため、審査に通過する可能性は極めて低いと言わざるを得ません。
請求書のほかにも通帳のコピーなど、必要な書類を事前にそろえておくと、取引がスムーズに進みます。
関連記事:請求書のみでファクタリングは利用できない?必要書類を解説
必要な書類が少なかったり、オンラインで完結したりするファクタリング会社は、審査が比較的甘いと言われている
本記事では、審査が甘いと言われているファクタリング会社を紹介しました。
審査がない、または審査に確実に通るファクタリング会社は存在しません。
ただし、“提出する書類が少ない”“オンラインで手続きが完結する”といった特徴をもつ会社は、審査が比較的柔軟な可能性があります。
せっかくの時間を無駄にせず、迅速に資金調達するためにも、これらの特徴を押さえたうえで、目的に合ったファクタリング会社を選んでください。
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